エステサロンの内装は、お客様にとってリラックスできるおしゃれな空間を演出する必要があります。
なぜなら、エステサロンに来るお客様は、施術による効果以外に非日常的な特別感を求めていることが多いからです。
玄関から廊下、施術室まで、お客様の気持ちが高まるような素敵な内装をを作ることで、顧客満足度アップにも繋がります。
この記事では、エステサロンの内装をおしゃれに演出するためのデザインのポイントを紹介していきます。
参考となるエステサロンの内装画像もいくつかピックアップしていますので、エステサロンの開業を検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
エステサロンは配色で印象が決まる!おしゃれな内装を作る色の選び方
内装におしゃれ感を出すためには、サロン内の色に統一感を持たせることが重要です。
選ぶカラーによって、エステサロンの印象が大きく変わるので、配色はしっかり考えて決めましょう。
ここからは、エステサロンの内装の色を選ぶときのポイントを紹介していきます。
色が持つ心理的な効果とは?
色には色彩効果があり、お客様の心理や行動に大きな影響を与えます。
この色彩効果を意識しながら内装を考えると、リラックス感を与えたり、前向きな気持になってもらえたりと、お客様にとって居心地の良い空間を作ることができますよ。
色が与える心理的なイメージは以下の通りです。
緑 | 新鮮・若々しさ・安らぎ |
青 | さわやか・知性・涼しさ |
紫 | 伝統・神秘・高貴 |
ピンク | かわいい・甘い・柔らかい |
茶色 | 落ち着き・堅実・渋い |
白 | 清潔・神聖 |
灰色 | 都会的・落ち着き・控え目 |
黒 | 高級・シック・かっこいい |
赤 | 躍動的・情熱・活力 |
オレンジ | 明るい・家庭的・温かい |
黄 | 希望・喜び・幸せ |
エステサロンの内装の場合には、清潔感や落ち着き、幸福感を感じるカラーを選ぶのがおすすめです。
清潔感なら白をベースに取り入れるのが良いですし、落ち着く空間にしたいなら、ブルー系や茶色、グレーなどが良いでしょう。
黒や紫、ゴールドなどを刺し色として使えば、高級感を演出することも可能です。
色彩効果を利用して部屋を広く見せることも
色には視覚的な効果もあり、部屋を広く開放的な空間に見せたり、逆に重厚感のある空間に見せたりすることも可能です。
内装を考えるときに知っておきたい色の効果は以下の通りです。
寒色と暖色
寒色と暖色とは、見る人に温かさや冷たさを感じさせる色のことです。
暖色は交感神経に、寒色は副交感神経に作用するといわれており、体温や血圧にも影響を与えるといった報告もあります。
寒色 | 青、青緑、青紫などのブルー系のカラー。 落ち着きを与え、リラックス効果がある。 |
暖色 | 赤、橙、黄など、赤みのあるカラー。 元気で前向きな印象を与える。 |
中間色 | 暖色と寒色のどちらにも属さない色。 黄緑、緑、紫、無彩色など。 |
膨張色と収縮色
実際の大きさよりも膨らんで大きく見える色が膨張色、引き締まって小さく見える色が収縮色です。
色の明るさが大きく関係しており、より明度の高いものほど膨張して見えるといった特徴があります。
最も膨張率の高いカラーは「白」で、お店の天井に白を使うことで、天井が高く開放的な空間に見せることが可能です。
逆に明度の低い収縮色を使えば、重厚で落ち着いた雰囲気を作ることができます。
進出色/後退色
実際の距離よりも飛び出して見える色を進出色、遠くにあるように見える色を後退色と呼びます。
進出色は赤や黄色などの暖色系、後退色は青や青紫などの寒色系です。
進出色である暖色系を壁やカーテンなどの広い面積に使うと、圧迫感を感じる空間となってしまう場合もあるので注意が必要です。
逆に部屋の奥の壁に寒色を使うことで奥行き感を出せるので、部屋を広く見せることができますよ。
色を決めるときは配色の比率にも注意!
内装におしゃれ感を出すためには、配色の比率も意識しましょう。
色が多い空間は、ごちゃごちゃした印象になりがちです。
使う色は3色以内にし、組み合わせのバランスにも気を付けましょう。
配色の黄金比率として、「ベースカラー70%、アソートカラー25%、アクセントカラー5%」の割合で色を配分するとバランスが良くなります。
部屋の大部分を占める壁や床、天井をベースカラー、ベッドなどの大きな家具をアソートカラー、インテリアや小物などをアクセントカラーで配色するのがおすすめです。
内装がバランスよく仕上がる配色パターンとは
内装をバランスよく配色するには、色彩とトーンの組み合わせを意識することが大切です。
同じ色でも、色の濃淡によってイメージがガラッと変わります。
色相とトーンを意識した配色にはいくつかコツがあるので、代表的な手法を紹介してきます。
①色相、彩度、明度が似た色同士でまとめる
落ち着いたシンプルな雰囲気を出したいなら、色相、彩度、明度にほとんど差のない色同士でまとめるのがおすすめ。
全体的にぼんやりした印象となってしまう場合もあるため、アクセントに補色のカラーを使ってあげると空間を引き締めることができます。
②近い色相でまとめる
「濃い青+薄い青」「濃い茶+ベージュ」など、似た色相でまとめると、統一感のある空間を作ることができます。
コーポレートカラー(特定の色相)をベースに調和性のある空間を作りたいときにおすすめ。
色のイメージを強く打ち出すことできるので、お店のコンセプトをはっきりと伝えやすい配色です。
③近いトーンでまとめる
色相が異なるカラーを何色か使いたい場合には、色のトーンを揃えましょう。
色をたくさん使うと雑多な印象になりがちですが、トーンを揃えることで統一感を出すことができますよ。
選ぶトーンによって、「ふんわりした優しい雰囲気」「しっとりした重厚感」など、様々な印象を作ることが可能です。
内装の配色を決めるときにおすすめのツール
内装の配色がなかなか決まらないというときは、カラーパレットツールを使うのもおすすめです。
シチュエーションやイメージに合わせて最適な配色パターンを作ることができるので、効率的に色のコーディネートを考えることができます。
おすすめのカラーパレットツールは以下の通りです。
おすすめツール①:Adobe Color
一つ目のおすすめはAdobe Colorです。
プロが活用するデザインソフトを販売するAdobeが無料公開しています。
直感的な操作で、簡単にバランスの良い配色を作ることが可能。
写真から色を抽出したり、ジャンルのトレンドから配色を参照したりすることもできるので、様々なパターンをチェックしながら色を考えたい人におすすめです。
おすすめツール②:Color Hunt
Color Hunt(カラーハント)は、ユーザーに投稿された4色の組み合わせの配色パターンが表示されます。
新着、流行、人気、ランダムなど表示を切り替えることができるので、多くの配色パターンの中からお気に入りの色を見つけることが可能。
季節や食べ物などでもカラーを絞ることができるので、イメージに合わせたカラーを見つけたい時にぴったりのツールです。
おしゃれなエステサロンを作るには内装が重要!作り方のポイントとは
ここからはオシャレな内装づくりのポイントを紹介していきます。
①コンセプトとターゲットを明確にする
内装を考える前に、必ずコンセプトをターゲットを明確にしておきましょう。
ここを決めずに内装から作り始めてしまうと、後々「お店のコンセプトと内装がちぐはぐ」といったことにもなりかねません。
リゾート感をコンセプトとしたエステサロンなら「南国風をイメージした内装」、リラックス効果のある空間にするために「内装は青をベースに」、といったように、コンセプトやターゲットに合わせて内装のメインカラーやインテリアを選ぶことが重要です。
コンセプトやターゲットをはっきりとさせることで、お客様にとっても居心地の良い空間を作ることができますよ。
②生活感を見せない
エステサロンの内装を作るときには、非日常的な空間づくりが重要です。
お客様はエステサロンに、「日々の忙しさを忘れてリフレッシュしたい」と考えて来店されます。
少しでも生活感を感じるような空間が目に入ってしまえば、特別感がなくなりお客様の満足度が下がってしまう可能性も。
おしゃれな空間づくりはもちろんのこと、備品や掃除用具、私物などはしっかり収納するなど、生活感がお客様に見えないような内装を考えましょう。
また、トイレや玄関など、生活感が出やすいポイントには、アロマや観葉植物、フットライトなどを設置することで、店舗っぽさを演出することができますよ。
③コンセプトをしっかりと伝えるために色やテイストに統一感を持たせる
内装の色やテイストに統一感を持たせることで、お客様にお店のコンセプトをしっかりと伝えることができます。
また、空間にまとまりを持たせることで、見る人に違和感を感じさせず、居心地の良さを感じてもらうことが可能です。
おしゃれで洗練された空間は、お客様に好印象を与え、エステに対する期待度や満足感をアップさせる効果が期待できるでしょう。
④お客様目線で居心地の良い空間づくりを重視する
エステサロンの内装を作るとき、働く側の動線や使いやすさも気になるところですが、あくまでもお客様の居心地を最優先して考えることが重要です。
利便性やデザイン性、清潔感など、お客様目線でどのように感じるかをしっかりと考えましょう。
イメージが難しい場合は、他のエステサロンを顧客側として利用してみることもおすすめです。
実際に利用してみることで、お客様がどのようなところに良さや悪さを感じるのか明確になりますよ。
他店の内装を参考にすることで、自分がどのようなエステを作りたいのか、イメージがしやすくなるでしょう。
【ナチュラル・高級感】おしゃれなエステサロンの内装画像3選
ここからは、おしゃれなエステサロンの内装画像をいくつか紹介していきます。
内装がおしゃれなエステサロン①:etoile 駒沢大学駅前店【エトワール】
こちらは東京都世田谷にあるフェイシャルエステをメインに行うエステサロンです。
白やベージュをベースにした丸みのある内装が、柔らかく優しい空間を演出しています。
ところどころに黒とゴールドが使われており、上品でスタイリッシュな印象を感じられる素敵な空間です。
内装がおしゃれなエステサロン②:Moumoon 【ムームーン】
こちらは熊本県熊本市にあるワックス脱毛を行うエステサロンです。
ブラウンで統一された落ち着いた空間は、どこかエギゾチックな魅力が感じられます。
間接照明を効果的に使い、しっとりとしたリラックス空間が演出されていますね。
内装がおしゃれなエステサロン③:esthesalon Lilyans【リリィアンズ】
こちらは神奈川県三浦郡葉山町にあるエステサロンです。
キッズ脱毛やメンズエステも行っています。
南国をイメージした明るい空間は、白と青の組み合わせが非常にさわやかです。
狭い空間でもおしゃれに演出!自宅エステサロンの内装のコツ
自宅や賃貸マンションでサロンを開業される場合、そこまで広いスペースを確保できないことも多いと思います。
特にお部屋の一室をエステサロンとして使用する場合は、6畳ほどの広さしかない場合もあり、「狭い空間でエステサロンが開業できるか心配」という方もいるのではないでしょうか。
しかし、そのような場合でも内装の作り方次第で十分魅力的な空間を作ることが可能です。
ここからは自宅などの限られた空間でエステサロンを開業される場合の内装のコツを紹介していきます。
ポイント①:余計な家具やインテリアを置かない
部屋を広く見せるために大切なことは、なんといっても設置する物の数を減らすことです。
部屋の広さに対して、理想的な家具の占有率は3分の1と言われています。
できるだけ設置する家具を少なくして、床が見える面積を多く確保しましょう。
なお、家具を並べるときには、入口に近いエリアに背の高いものを、奥に行くほど低いものを設置することで部屋に奥行きを持たせることができます。
ポイント②:椅子やテーブルのデザインは華奢なものにする
重厚感のあるどっしりとした家具は、部屋が狭い場合は圧迫感を感じるため向いていません。
スペースに限りがある場合は、軽やかなデザインの家具を選ぶと部屋を広く見せることができますよ。
カウンセリングテーブルや椅子、化粧台など置く場合は、脚が華奢なものがおすすめです。
また、棚は背面が見えるようなつくりのものを選ぶと、抜け感を出せます。
ポイント③:部屋を明るめの色で統一する
部屋を広く見せるためには、内装やファブリック、インテリアの色を統一することも有効です。
すっきりとまとまりのある空間を作るなら、使う色は3色までに絞りましょう。
また、カーテンや壁紙など、部屋の中で大きな面積を占める部分を白などの明るい色にすることで、開放感を感じる空間を作ることができます。
ポイント④:大きな鏡を設置する
部屋を広く見せるテクニックとして、鏡を活用するのもおすすめです。
部屋の壁に大きな鏡を設置したり、姿見を置いたりすることで、部屋がもう一つあるように広く奥行きのある空間に見せる効果があります。
また、鏡に照明が映り込むことで部屋全体を明るく見せることもできますよ。
【インテリアや雑貨】エステサロンの内装づくりにおすすめのおしゃれな通販サイトが知りたい!
おしゃれな内装を作るうえで、どのようなインテリアや雑貨を取り入れるのかは重要なポイントです。
ここからは、エステサロンの内装づくりにおすすめのおしゃれな通販サイトを紹介していきます。
おすすめ通販サイト①:ビューティーガレージ
ビューティーガレージは、エステやネイルサロン、理美容室など、さまざまなジャンルのサロン用品を扱う日本最大級のプロ専用卸売りサイトです。
サロン用のインテリアはもちろん、美容機器や消耗品、コスメまで美容に関する多くのアイテムが揃います。
扱うインテリアはモダンにシャビーシック、ヴィンテージなど。
全国にショールームもあるので、実物を見てから購入することできます。
施術用ベッドやエステ用の機材など、必要な機材をまとめて揃えたい場合にもおすすめの通販サイトです。
おすすめ通販サイト②:セブンビューティー
セブンビューティーは、プロ用の商材からホームケア用品まで、さまざまな美容商材を扱う専門メーカーです。
エステ、整体、鍼灸、ネイル、理美容などの業務用サロン用品が揃います。
スマホから商品ページを確認すると、AR(拡張現実)技術を使って、スマホのカメラで映した空間に、実物大で商品画像を配置することが可能です。
購入前に配置のシミュレーションができるので、「購入したらなんだかイメージと違った」というリスクを減らせますね。
おすすめ通販サイト③:KARE(カレ)
KAREは、1981年にドイツのミュンヘンで誕生した家具・インテリアブランドです。
型にはまらないユニークなデザインが特徴で、まるで芸術品のような家具が多くそろっています。
個性的で特別な空間を演出したい人にぴったりのブランドです。
おすすめ通販サイト④:マテリ
マテリは美容サロン向けの家具や雑貨などの販売を行う会社です。
元美容師や設計デザイナーが選び抜いたおしゃれな商品が揃いますよ。
ヴィンテージやレトロ、モダンなテイストを求める人におすすめの通販サイトです。
おすすめ通販サイト⑤:アジアンインテリア ループ
南国リゾートをコンセプトとしたエステサロンにおすすめなのが、「アジアンインテリア ループ」です。
扱う製品はインドネシアのバリ島にある自社工場で、職人がひとつひとつ丁寧に制作。
無料メンテナンスや、セミオーダーサービスなど、こだわりのアイテムを長く使いたい人にとって嬉しいサービスが多くあるのも特徴です。
おすすめ通販サイト⑥:IKEA
世界最大級のインテリア・雑貨量販店のIKEAは、デザインと機能性の優れた家具が揃います。
北欧系のすっきりとしたデザインを求めるなら、IKEAで家具やインテリアを揃えるのもおすすめですよ。
専任アドバイザーがインテリアのコーディネートをアドバイスしてくれる「プランニングサービス」もあるため、家具選びに迷った際は利用してみるのも一つの手ですよ。
エステサロンの内装はお客様目線を最優先!コンセプトに合わせておしゃれに演出しよう
エステサロンの内装をおしゃれに仕上げるためのポイントを紹介しました。
今回紹介した記事のまとめは以下の通りです。
- エステサロンの内装の色を決めるときは、色彩効果やバランスの良い配色パターンを意識する
- コンセプトとターゲットを明確にし、お客様目線で内装を考える
- 非日常的な空間を演出するためには生活感を出さないことが大切
エステサロンの内装は、お客様の過ごしやすさを最優先に考えることが大切です。
お店のコンセプトやターゲットに合わせて、内装のテーマカラーやインテリアの雰囲気を決めていきましょう。
統一感のある洗練された空間は、非日常感を演出し、顧客満足度アップにも繋がります。
今回紹介した内容を参考に、おしゃれな内装を作ってみてくださいね!
コメント
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